カメラ!カメラ!カメラ! #2

      2014/11/25

そんなわけで、今回私が落札したカメラは以下の3台だ。


どれも'70年代の国産コンパクトカメラ。私にとっては最もカメラらしいカメラ達であり、長いカメラの歴史の中でも最もセクシーな奴らだと思う。明日以降に順次届くはずだが、3台机に並べたシーンを想像するだけで失禁しそうになる。ああ、押入の中からKonica C35 Flash maticも探しだして一緒に並べてあげよう。うふふ。

OLYMPUS 35RCは私と同い年のカメラ。ということは、炎の熟年スプリンター、エリック・ツァベルとも同い年な訳でその質実剛健な雰囲気は自転車ロードレースファンにも容易に想像可能なはずである。先進のシャッター速度優先AE機能搭載。コンパクトらしからぬシャッター速度ダイヤルを軍艦部に搭載した、マニアックな香り漂う男のカメラだ。

Konica C35 FDは、4群6枚の大口径HEXANON38mm F1.8を搭載した国産コンパクトの王様。これもシャッター速度優先式AE。男なら、銀、黒、輸出仕様の3台と各々2台づつのスペア計9台は最低でも持っておきたいと思わせるほど完成されたカメラだ。今回狙ってた輸出仕様は高過ぎて手を出せず、普通に銀。当然今回のカメラの中では一番高価であるが、相場に比してかなり格安で入手できた。ちゃんと動けばだが。

Canon A35 Dateluxはキャノン初のストロボ内蔵カメラ。全自動プログラム式EE搭載。日付を写し込めるの一番のウリだ。その為に専用の電池が必要なところが実に男らしい。私は撮影全コマに日付を入れる所存だ。キャノンは御手洗的に男の浪漫的にあまり好きでないメーカーだが、ダサい愛称も含めてこの時代のものは許す。ちなみに、こいつが一番安かった。1,200円也。

我ながら、妻も納得のエレガントなチョイスであると思う。問題は電池アダプタと電池代がすごいことになりそうなところだが、今は頭の中で冷静に指摘するだけに留めて深くは考えずにおこう。冷徹に問題を指摘してなお横に置くということは、大きくそして困難なプロジェクトを成功に導くにあたって必要不可欠であるという成功法則を、ここであえてはっきりと記しておくことは我々の将来にとって非常に重要なことのように思う。

ハーフサイズカメラも欲しかったのだが、今回は狙っていたモノをどれも落札できなかった。玉石混交すぎて選ぶのも難しい。来月末までには、JPEG画像の1ドットたりとも見逃さない私のホークアイと百戦錬磨のビット勘を更に進化させて、最高のハーフサイズカメラをいくつかゲットしたい。そして湯水のようにフィルムを消費して森山大道ごっこを楽しみたい。引き続き応援よろしく。

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