大友良英 New Jazz Orchestra
先週金曜日の話であるが、ONJO (大友良英 New Jazz Orchestra)のライブに行って参りました。場所は、吉祥寺のスターパインズカフェ。メンバーは、大友良英(g,conduct)、カヒミ・カリィ(vo)、大蔵雅彦(as, b-cl,tubes)、青木タイセイ(tb)、石川高(笙）、Sachiko M(sinewaves),、宇波拓(computer& objects)、高良久美子(vib)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds tp)、近藤昭祥(sound)、山本精一(g）。豪勢です。
とりあえず超満員でびっくりしたのと、ハコが死角だらけでムカついた。2階の右端にいたのだが、大友本人しか見えん。最初のセットは集中して聴けたが、休憩挟んだ次のセットとアンコールは失礼ながらちょっと寝てしまった。まあそれだけ気持ちよい音だったということで。
前半は静謐に空間を支配する笙のドローンを基調に、出入りするノイズが段々重なりあっていくシンプルな演奏。皆さん、大友氏の和モノパーカッション、ターンテーブル、ギターに反応して展開を作っていく感じ。片時も鼓膜が離せない緊張感。
後半はややリラックスしたムードでブラスやギターが賑やかな演奏であったが、トロンボーンの人がやたらと浮いていて心地良いうたた寝を妨害された。ゲスト参加の山本精一はマーク・リボー風のニセ・ジャズフレーズをキメまくり、相変わらずの変幻自在楽しげな演奏。カヒミ・カリィはアングラポップアイコンという役割をわきまえた見事な立ち居振る舞い(うさんくさいフランス語のポエムとか)で、惚れ直した。