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ジロ・デ・イタリア 終った

結局、コンタドールの横綱相撲であった。イタリア人以外の優勝は実に久しぶり。コンチネンタルプロであるCSFとセッラの異常なまでの大活躍、ディルーカ魂のアタック、シモーニの健在っぷり、リッコのビッグマウス、超ドSなコースに空飛ぶバイク、などなど見所が多く、最近のグランツールの中では最もおもしろかった。

2008世界選手権ロード

ドイツはシュトゥットガルトで行われている世界選手権。TTはカンチェラーラが圧倒的な強さで2連覇したが、ロードはどうなるか。19.1km×14回=267.4kmの周回。標高差5,780mのキツいコース。日本からは別府史之、新城幸也、宮澤崇史が出場。

去年と同じく、中盤からイタリアが攻め続ける展開。スペインは早めにチェックして、それをことごとく潰す。しかし後半、ベルトリーニの長時間に渡る鬼引きと、レベッリンのアタックに、難攻不落に思われたスペインが遂に陥落。バルベルデが引くも、フレイレがちぎれてしまう。

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ヴエルタ終了

最終ステージはイケメン、ベンナーティが優勝。世界選手権選考漏れの恨み節パワー凄し。でもジャパンカップに来るかもしれないということで、それは楽しみ。

そして総合はメンショフの圧勝。2位サストレ、3位サンチェス。後半のサストレ、サンチェス、エヴァンスの表彰台争いはなかなかに見応えがあった。ツールに続いてのエヴァンスのいじめられっぷりには笑いと涙を誘われ、サンチェスの下りにブったまげ、サストレの連続アタックに興奮した。

ツールと違い、ドーピングのドの字も出なかったヴエルタであるが、実際のところはともかく、まあよかったよかった。

ヴエルタ

今年のヴエルタ・ア・エスパーニャ、忙しくって飛び飛びにしか観ていないが、こんな華のないグランツールがあっていいものだろうか。中盤からメンショフでガチ。真面目に追うのはサストレのみ。ボーナスポイントがないことが、地味さに拍車をかける。去年はバルベルデ包囲網とか手に汗を握ったが、あれもドーピングあってのスペクタクルなのでしょうかね。

大映ドラマ + ロードレース 斎藤 純『銀輪の覇者』

銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)立て続けに、自転車ロードレースを題材にした小説が出た。斎藤 純『銀輪の覇者』と、近藤史恵『サクリファイス』だ。前者は文庫化、後者は書き下ろしの単行本。ツールやヴエルタにあてこんでの発売であろうが、それだけ日本でもロードレースへの関心が高まってきたということだろう。

銀輪の覇者』の舞台は、昭和9年の日本。ナチス・ドイツが台頭し、日本でも軍国主義傾向強まってきた時代。それまで人気スポーツであったプロロードレースも、国家主義的なオリンピック政策によってアマチュア化が押し進められ、下火になっていく。

そんな中、突如として前代未聞の計画が持ち上がる。「大日本サイクルレース」。500人が参加する、日本史上最長 本州縦断1,000km超のプロ・ロードレース。使用する自転車はロードレーサーではなく、実用車。主催者は詐欺師と噂される人物。多額の賞金。参加するのは経歴不詳の者ばかり。そのレースに参加する主人公は、父親の復讐に燃えるフランス帰りの元ブルジョアにして現紙芝居屋。

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ツール・ド・フランス2007 まとめ

今年も、ツールがドーピングに塗れてしまった。マヨもEPOが陽性になり、誰がやってるんだというより、誰がやってないのかという状態。総合優勝したコンタドールも、OP他とかく噂の絶えない人ではあるし。

まあ、サッカーや野球やゴルフもあまり表に出ないだけで実態はドーピング塗れであろうし、こうして次々に挙げられるのはある意味健全ではあると思う。それが、自転車レース界の経済基盤の弱さからくる政治力のなさが理由であるにしても(J Sportsでミヤタの栗村監督がブチキレ長舌トークしたのは、こうした下敷からくる被害者意識であろう)。健全だから楽しめるわけじゃないってのがまたプロスポーツの妙味ですが。

そんなこんなで、スポンサーは皆逃げ出し、有名選手は軒なみ追放され、ランスがドーピングしてなかったなんて誰も信じない、文字通りの荒野の中で開催されるヴエルタ・ア・エスパーニャが今から楽しみです。ボーネンは出るみたい。

ツール・ド・フランス2007 第15ステージ

ピレネー2日目。2級、2級、1級、そして超級と1級を越えてルーダンヴィエル・ルルーロンにゴールする196km。昨日の激しい勝負の後、ラボバンク、ディスカヴァリーのアシスト陣がどこまで踏んばれるか。アスタナは誰が行くのか。

メンテ峠に入った所では、先頭は25人。ヴィノクロフやメンショフが含まれる。集団はその8分ほど後ろ。前を引くのはラボバンク6人。

バレ峠の前で先頭集団は2つに分裂。重要人物は後ろへ。その後、ここからメンショフが抜け、前につく。ラボバンクの2段アシスト体制。ヴィノもイワノフに引かれて前へ。頂上前でキルシェンが抜ける。Tモバの意地。

残り20kmでヴィノがアタック!先頭に追いつく。本気でステージを取りにきていた。これで先頭集団は、キルシェン、アローヨ、ヴィノ、コーボ。集団には7分ちょっと差。

3度目くらいのアタックでついにヴィノが抜け出す!そのままウジャウジャの観客を掻き分け、ペイルスルド峠を越える。あとは下るだけ。ここでヴィノの勝利は確定的。

そして、集団からコンタドールがアタック!ついてこれるのはラスムッセンだけ。溢れかえる観客を利用しての、コンタドールの再びのアタック。何処でそんなイヤらしい技を覚えたのか。スゴイぞコンタドール。その後何度もコンタドールが仕掛ける。ラスムッセンは鬼の形相で、これを封じ続ける。シビれるバトル。

ラスムッセンを引き離せなかったコンタドールだが、頂上でヒンカピーと合流。ナイス、ヒンカピー。ラスムッセンは下りは下手だが(去年よりうまくなった気はするが)、コンタドールは何とそれよりも下手。ヒンカピーがいてよかった。

ということで、第15ステージはこの結果。

1位 アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
2位 キム・キルシェン(ルクセンブルク、Tモバイル)+51″
3位 アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)
4位 フアンホセ・コーボ(スペイン、サウニエルドゥバル)+58″
5位 フアンマヌエル・ガラーテ(スペイン、クイックステップ)+2′14″
6位 ダビ・アローヨ(スペイン、ケスデパーニュ)+3′23″
7位 ベルンハート・コール(オーストリー、ゲロルシュタイナー)+4′25″
8位 クリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、CSC)
9位 リュドヴィク・テュルパン(フランス、アージェードゥーゼル)+5′16″
10位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+5′31″
11位 ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)

実質的に総合から脱落したとはいえ、魂のアタックを見せつけてくれたヴィノクロフ。全く予想外であった。感動した。感動したけど、それでいいのかアスタナ。総合は捨てたということかな。クレーデンがかわいそう。まあ、もともとがヴィノの為のチームだけど。

総合は、

1位 ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)69h52′14″
2位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+2′23″
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)+4′00″
4位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)+5′25″
5位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)+5′34″
6位 カルロス・サストレ(スペイン、CSC)+6′46″
7位 アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)+7′27″
8位 アンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)+7′54″
9位 キム・キルシェン(ルクセンブルク、Tモバイル)+8′24″
10位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)+9′21″

エヴァンスはコンタドールに少し遅れたが、状況を考えると上出来でしょう。動かずついていって、TTでのハプニングに賭けるしかない。

ラボバンクはもっとグダグダになるかと思いきや、メンショフとボーヘルトが予想以上に良かった。最後はやはりラスムが丸裸になったが。ディスカバは、そつのない展開。ポポヴィッチが少しお疲れの様子だが、明日の休養で回復するでしょう。明後日どんな仕掛けをしてくるか楽しみ。

ツール・ド・フランス2007 第14ステージ

マザメ~プラトードベイユ 197km。いよいよ舞台はピレネーへ。前日のTTはラスムッセンが予想外の健闘でマイヨを守り、バルベルデは陥落、ヴィノクロフは巻き返す。エヴァンスが総合2位につけた。

当然ながら今日はラスムッセンのマイヨは動かない。2位以下はどれだけラスムッセンとの差をキープできるのか、そろそろサストレがくるんじゃないの?、驚異の若武者、コンタドールはどう動くのか、といったところ。

ということで、今日はメチャクチャ熱いバトルであった。ラスト10kmくらいの、サストレ、ライプハイマー、ラスムッセン、コンタドール、クレーデン、エヴァンス、ソレルたちの攻防は近年稀に見る激戦。結局は、コンタドール、ラスムッセンが抜け出し、激しい駆け引きの後、コンタドールが差してゴール。

これで総合順位は、

1位 ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)
2位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+2′23″
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)+3′04″
4位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)+4′29″
5位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)+4′38″
6位 カルロス・サストレ(スペイン、CSC)+5′50″
7位 アンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)+6′58″
8位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)+8′25″
9位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)+9′45″
10位 ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)+10′55″

ヴィノクロフ、バルベルデは総合争いから完全に脱落。サストレもほぼ無理。勝負の行方は、ラスムッセンをディスカヴァリーチャンネル勢がどのように攻撃するか、ということに絞られてきた。ということは、ポポビッチがあと2日どれだけ頑張れるか、ということでもある。クレーデンとカシェチキンのアスタナ勢に可能性が全くないわけではないが・・・。

それにしても、コンタドールがすごい。ベテラン顔負けの駆け引きっぷりだ。近い将来、ツールとヴェルタ2つ取りそう。

ツール・ド・フランス2007 第8ステージ

毎年恒例、アシスト解除のラスムッセンが大逃げで勝利。マイヨも。そして、マヨがなんと2位!ジロでも頑張ってたけど。

Tモバイルは終了。ゲルデマンの新人賞を守るのみ。今日も脱落した選手が多かった。

ヴィノクロフは何とか残った感じ。明日の休みで回復できるかどうか。ちょっとづつ詰めていって、最後のTTで涙の大逆転、てのに期待。

ヴァルヴェルデはさりげにイイ位置につけたが、地味すぎて何とも言いようがない。この調子でセコくいけば優勝できるかも。

で、現状は以下の通り。

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ツール・ド・フランス2007 第7ステージ

ゲルデマンがやった。ステージ優勝、マイヨ・ジョーヌ、新人賞、敢闘賞。



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