Aug 01
今年も、ツールがドーピングに塗れてしまった。マヨもEPOが陽性になり、誰がやってるんだというより、誰がやってないのかという状態。総合優勝したコンタドールも、OP他とかく噂の絶えない人ではあるし。
まあ、サッカーや野球やゴルフもあまり表に出ないだけで実態はドーピング塗れであろうし、こうして次々に挙げられるのはある意味健全ではあると思う。それが、自転車レース界の経済基盤の弱さからくる政治力のなさが理由であるにしても(J Sportsでミヤタの栗村監督がブチキレ長舌トークしたのは、こうした下敷からくる被害者意識であろう)。健全だから楽しめるわけじゃないってのがまたプロスポーツの妙味ですが。
そんなこんなで、スポンサーは皆逃げ出し、有名選手は軒なみ追放され、ランスがドーピングしてなかったなんて誰も信じない、文字通りの荒野の中で開催されるヴエルタ・ア・エスパーニャが今から楽しみです。ボーネンは出るみたい。
Jul 24
ピレネー2日目。2級、2級、1級、そして超級と1級を越えてルーダンヴィエル・ルルーロンにゴールする196km。昨日の激しい勝負の後、ラボバンク、ディスカヴァリーのアシスト陣がどこまで踏んばれるか。アスタナは誰が行くのか。
メンテ峠に入った所では、先頭は25人。ヴィノクロフやメンショフが含まれる。集団はその8分ほど後ろ。前を引くのはラボバンク6人。
バレ峠の前で先頭集団は2つに分裂。重要人物は後ろへ。その後、ここからメンショフが抜け、前につく。ラボバンクの2段アシスト体制。ヴィノもイワノフに引かれて前へ。頂上前でキルシェンが抜ける。Tモバの意地。
残り20kmでヴィノがアタック!先頭に追いつく。本気でステージを取りにきていた。これで先頭集団は、キルシェン、アローヨ、ヴィノ、コーボ。集団には7分ちょっと差。
3度目くらいのアタックでついにヴィノが抜け出す!そのままウジャウジャの観客を掻き分け、ペイルスルド峠を越える。あとは下るだけ。ここでヴィノの勝利は確定的。
そして、集団からコンタドールがアタック!ついてこれるのはラスムッセンだけ。溢れかえる観客を利用しての、コンタドールの再びのアタック。何処でそんなイヤらしい技を覚えたのか。スゴイぞコンタドール。その後何度もコンタドールが仕掛ける。ラスムッセンは鬼の形相で、これを封じ続ける。シビれるバトル。
ラスムッセンを引き離せなかったコンタドールだが、頂上でヒンカピーと合流。ナイス、ヒンカピー。ラスムッセンは下りは下手だが(去年よりうまくなった気はするが)、コンタドールは何とそれよりも下手。ヒンカピーがいてよかった。
ということで、第15ステージはこの結果。
1位 アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
2位 キム・キルシェン(ルクセンブルク、Tモバイル)+51″
3位 アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)
4位 フアンホセ・コーボ(スペイン、サウニエルドゥバル)+58″
5位 フアンマヌエル・ガラーテ(スペイン、クイックステップ)+2′14″
6位 ダビ・アローヨ(スペイン、ケスデパーニュ)+3′23″
7位 ベルンハート・コール(オーストリー、ゲロルシュタイナー)+4′25″
8位 クリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、CSC)
9位 リュドヴィク・テュルパン(フランス、アージェードゥーゼル)+5′16″
10位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+5′31″
11位 ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)
実質的に総合から脱落したとはいえ、魂のアタックを見せつけてくれたヴィノクロフ。全く予想外であった。感動した。感動したけど、それでいいのかアスタナ。総合は捨てたということかな。クレーデンがかわいそう。まあ、もともとがヴィノの為のチームだけど。
総合は、
1位 ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)69h52′14″
2位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+2′23″
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)+4′00″
4位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)+5′25″
5位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)+5′34″
6位 カルロス・サストレ(スペイン、CSC)+6′46″
7位 アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)+7′27″
8位 アンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)+7′54″
9位 キム・キルシェン(ルクセンブルク、Tモバイル)+8′24″
10位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)+9′21″
エヴァンスはコンタドールに少し遅れたが、状況を考えると上出来でしょう。動かずついていって、TTでのハプニングに賭けるしかない。
ラボバンクはもっとグダグダになるかと思いきや、メンショフとボーヘルトが予想以上に良かった。最後はやはりラスムが丸裸になったが。ディスカバは、そつのない展開。ポポヴィッチが少しお疲れの様子だが、明日の休養で回復するでしょう。明後日どんな仕掛けをしてくるか楽しみ。
Jul 23
マザメ~プラトードベイユ 197km。いよいよ舞台はピレネーへ。前日のTTはラスムッセンが予想外の健闘でマイヨを守り、バルベルデは陥落、ヴィノクロフは巻き返す。エヴァンスが総合2位につけた。
当然ながら今日はラスムッセンのマイヨは動かない。2位以下はどれだけラスムッセンとの差をキープできるのか、そろそろサストレがくるんじゃないの?、驚異の若武者、コンタドールはどう動くのか、といったところ。
ということで、今日はメチャクチャ熱いバトルであった。ラスト10kmくらいの、サストレ、ライプハイマー、ラスムッセン、コンタドール、クレーデン、エヴァンス、ソレルたちの攻防は近年稀に見る激戦。結局は、コンタドール、ラスムッセンが抜け出し、激しい駆け引きの後、コンタドールが差してゴール。
これで総合順位は、
1位 ミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)
2位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)+2′23″
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)+3′04″
4位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)+4′29″
5位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)+4′38″
6位 カルロス・サストレ(スペイン、CSC)+5′50″
7位 アンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)+6′58″
8位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)+8′25″
9位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)+9′45″
10位 ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)+10′55″
ヴィノクロフ、バルベルデは総合争いから完全に脱落。サストレもほぼ無理。勝負の行方は、ラスムッセンをディスカヴァリーチャンネル勢がどのように攻撃するか、ということに絞られてきた。ということは、ポポビッチがあと2日どれだけ頑張れるか、ということでもある。クレーデンとカシェチキンのアスタナ勢に可能性が全くないわけではないが・・・。
それにしても、コンタドールがすごい。ベテラン顔負けの駆け引きっぷりだ。近い将来、ツールとヴェルタ2つ取りそう。
Jul 16
毎年恒例、アシスト解除のラスムッセンが大逃げで勝利。マイヨも。そして、マヨがなんと2位!ジロでも頑張ってたけど。
Tモバイルは終了。ゲルデマンの新人賞を守るのみ。今日も脱落した選手が多かった。
ヴィノクロフは何とか残った感じ。明日の休みで回復できるかどうか。ちょっとづつ詰めていって、最後のTTで涙の大逆転、てのに期待。
ヴァルヴェルデはさりげにイイ位置につけたが、地味すぎて何とも言いようがない。この調子でセコくいけば優勝できるかも。
で、現状は以下の通り。
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Jul 13
今年のツールは本当におもしろい。普通だったのは、昨日の第4ステージだけ。
今日も見どころが多すぎて、ここに書くのが面倒くさい。相変わらず薄幸のヴィノクロフ(バイクに引っかけられ落車。マジでヤバい。ダメかも)、マイヨを着ると頭がおかしくなるカンツェラーラ(今日も暴走)、やはり天然でイイ人だったボーネン(哀れなヴィノクロフを引いた!)、お待たせ登場の脱穀機デラフエンテ(すぐに吸収) 、11分遅れで笑顔のマキュアン。
で、勝ったのはチャラ男のポッツァート。限りなくまぐれっぽい。俺と同い年のツァベルが何気に緑ジャージ。
ヴィノクロフは1分20秒も遅れてしまった。しかも傷だらけ。本人もアシストも大きなダメージ。クレーデンはいい位置につけてるが・ ・・
明日は何が起こるのだろうか。 とりあえず、カンツェラーラ、いい加減に落ち着いてください。おもしろすぎて、レースに集中できません。
Jul 10
第2ステージは、大波乱、大爆笑のゴール。笑える事件がそこかしこに起るのもツールの魅力ですが(その半分くらいがマキュアン絡みだが)、今日のはかなりキた。
ゴール手前でツァベルがヨレて、後ろ10数台が一気に落車(マイヨのカンチェラーラ含む)する大惨事が発生。転んだライダーは道を塞ぐことになり、集団は分裂。後続はここで実質的にレース終了。
「うわー、悔しいだろうな、後ろにいた選手達。。。」と思いきや、彼らはすぐに気持ちを切り替え、何と沿道の巨大モニタでゴールシーンをまったりとTV観戦!何じゃ、そら!と、おそらく1億人くらいがTVにツッコミを入れたに違いない。上の写真がそれです。そして、この直後・・ ・
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Jul 09
忙しくって、J Sports Plusの申し込みを忘れていた。とりあえず、ネット中継で観戦。マキュアンが、落車に巻き込まれながらも、異次元の捲りで勝利。
それにしても、凄すぎる。ハスホフトもボーネンも止って見える。走ってるというより、ワープしてる感じ。何であそこにいたのに、今ここにいるのか全く分からない。パソコンの前で叫び声をあげたのは初めてですよ。ペタッキがいない今回は、ボーネンに勝機ありと思ったが、やはり今年も緑ジャージはマキュアンか。あの状況で勝てるなら、無敵でしょう。
初めてのロンドンスタートでしたが、大成功だったのでしょうな。観客もすごく多かったし。 色々と心配させられたが、ツールはやはりおもしろい。
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