All Kinds of People ~Love Burt Bacharach~
ジム・オルークの新作はバカラックのカバー。本人含めて12名のボーカリストが参加。細野晴臣、サーストン・ムーア、相対性理論のやくしまるえつこ、坂田明 、中原昌也、青山陽一、カヒミカリィ、小坂忠、小池光子、ボアのヨシミちゃん、ドナ・テイラー。要するにお友達。
ジム・オルークは以前にもバカラックの「Something Big」をカバーしているが、これはとても素晴しかった。期待するなというのが無理というもの。
音は、ピアノ、ベース、ドラムが中心のシンプルなもの。ピアノは、クリヤ・マコト、黒田京子、藤井郷子。ベースは須藤俊明、ドラムはウィルコのグレン・コッチェというなかなかに豪華布陣。
で、普通に良い作品であるが、やはり好みでないというか嫌いなボーカリストは飛ばして聴いてしまうので、何だがもったいない。「Anonymous Phone Call」や「サン・ホセへの道」の素晴しいアレンジが、やくしまるやカヒミのせいで台無し。マジに歌いあげてしまうヨシミちゃんも、下手すぎて聴いてられない。
細野の「遥かなる影」と本人の「汽車と船と飛行機」が良かった。もちろん忠さんの「Don't Make Me Over」も。