サンスイA-α7と、Topping T-10 Mark4
2019/09/18
リビングのアンプとスピーカーが暑苦しすぎるので、リプレースすることに。アンプはサンスイのA-α7、スピーカーはトリオのJL-71。ちなみに、ヤングは知らんだろうがトリオは前ケンウッドです。とにかくこいつらは狭い部屋でデカい顔しすぎてる。そして、昭和臭がしすぎてる。なるべく金をかけずに、今時な小さくて軽くてエコエコしいものにチェンジしたい。
まずはアンプから。
アンプの名門、サンスイのコンパクトサイズのプリメインアンプである。出力 60W×60W(6Ω)、サイズ W280×H130×D370mm、重量7.8kg、定価 63,000円(税込)。10年ほど前に購入。コンパクトサイズとはいえ、音を大きくするだけでこんだけデカいのは21世紀の今時許されることではないように思う。正確に言うと、俺は余裕で許すが妻は許してくれない。
そんな訳で、これを買いました。
Topping T-10 Mark4。中国製のデジタルアンプ。お値段なんと3,980円! 純正ACアダプタと合計しても 4,980円。A-α7の1/12の価格です。そして、この圧倒的な小ささ。
まさに掌サイズ。やはり時代はデジタルですよ。この中華アンプ、1年ちょっと前からその筋では話題沸騰だったものです。この値段、大きさでウン十万クラスのアンプに匹敵するとか何とかまことしやかに囁かれていたので、嘘つけこの野郎オジさん笑っちゃうよとか思いながらもちょっとだけ期待するというスケベ心で買ったのです。
で、即座にA-α7を捨てるのもどうかと思いまして、一応聴き比べを行ないました。プレイヤーは、まともな奴はだいぶ前にぶっ壊れたので、東芝のDVDレコーダーです。ソースは、
- Kurt Rosenwinkel Standards Trio "Reflections"
- Pierre Boulez "Schoenberg Suite, OP.29"
- 大滝詠一 "A Long VACATION"
- Joao Gilberto "in Tokyo"
の4枚を用意してみましたが、眉間に皺を寄せて聴く必要もなく、どのCDもA-α7の圧勝でした。拍子抜け。Toppingではカート・ローゼンウィンケル トリオのベースの音はおろか、ギターの低音弦ですらまともに再現できません。大滝師匠の「君は天然色」にいたっては、中低域にガッツがないためかまるで違う曲に聴こえてしまいます。ジョアン・ジルベルトは、ものすごーく遠くで歌っているように聴こえます。
残念と思うよりも、アンプでこれだけ音が違うのかと今更ながら吃驚した次第です。いやー、オーディオマニアじゃなくてよかった。並べて聴くと、どんどん高いもの買うに決まってるわ。
結果は結果として、オーディオマニアでない私は、予定通りA-α7をお役御免にしてToppingを正式に設置しました。TVやゲームの音を鳴らすには何ら問題ありません。とにかく、小さくて電気を食わないのは素晴しい。とはいえ、A-α7は捨てられんな・・・一応持っておこう。
次回はスピーカーです。クソデカい3Wayをコンパクトな2Wayかフルレンジに替える予定でございます。