すごいよ、DS-10
こことこずっと通勤時間はDS-10をいぢり続けています。猿のように。ご存知ない方のために説明すると、DS-10は、Korgの往年のアナログシンセサイザー「MS-10(というか20)」 + シーケンサーを、ニンテンドーDSの中に入れちゃった、というソフトウェアです。これだけ本格的に作曲・演奏できるソフトは、ゲーム業界初ではないでしょうか。ハードコアなシンセ好きを満足させるだけでなく、シンセのシの字も知らない人までドンと来い、という画期的な製品です。
具体的に良いところを書くと、
- 音が良い
肝心要。これは期待以上。MS-10と同じく1オシレータと思っていたら、2つあった。ラッキー。下品なかかり具合のエフェクターも良い。 - カオスパッド搭載
商品価値2倍増。文句なく使える機能。 -
シーケンサー部が簡潔
主張の感じられる制限が気持ちよい。初心者にも分かり易かろう。
いちおう、ダメなところも書いておくと、
- 操作性
タッチペンに頼りすぎ。もっと十字キーとボタンを活用できる設計にしてほしかった。特にピアノロール画面が極悪すぎる。 - 実質1小節単位でしかパターンを組めない
画面の大きさの都合上仕方ないのでしょうが。 - パッチモードの絵がこけおどしすぎる
これは設計者のロマンが空回り。 - ソングモードでソロやミュートができないのは納得できんな
とはいえ、シンセにかなりの金額を注ぎ込んだ身としては、4,800円はくやしいくらいに安すぎます。日本人なら全員買うべきだとすら思います(海外の人は普通に買えないんですよ!)。