テレキャスターを改造:その1

      2015/01/12

TL69

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私はテレキャスターを1本持っている。Fender JapanのTL69-70。シリアルナンバーからすると、'85~'86年製。学生の頃、後輩女子から安く譲ってもらったもの。

音はまあまあ良いものの、さすがにこの色には耐え難いものを感じるようになってきた。だって、ピンクペイズリーですよピンクペイズリー。ドピンクの中にゾウリムシみたいな模様がウニョウニョある、あれです。アラフォーの東洋人がブラ下げるのに、これほどにつかわしくないギターはない。まあ私の場合人前で演奏する機会はまったくないのだが、このフザケた色模様では、ブルージーなフレーズもジャジーなフレーズも出てきようがない。俺が下手クソなのは、この色のせいだ。

ということで、思いきって色を塗り直し、パーツも諸々交換することに決めた。ちなみに、私が持っているギターはすべて買った時のままである。20数年もギターやってりゃ、ちょっとくらいいじってもよさそうなもんだが、それ以前にギターをまったく弾かないギタリストなので。

やることは、まず第一に一刻も早くこの悪趣味な塗装をひっぱがして、渋い色に塗り直すこと。そして、この弦を交換してチューニングする度イライラさせるブリッジおよびサドルを6連のものに取り替えること。私はオールドな仕様にまったくこだわりはない。ついでに、ピックアップも交換して電装とポッドも全部新品だ!

何はともあれ、分解である。ギターの分解などしたことがないが、まったく難しくない。

TL69ボディ

ネックをはずしたボディ。何度見ても変な柄である。

TL69ネック

ネック。TL-69-70と書かれている。ということは、当時の定価は7万円也。ちなみにこいつは現行モデルであり、現在の定価は92,000円。値上げしすぎだぞ、Fender Japan。

TL69 電装パーツをはずす

電装パーツとブリッジをはずしたところ。どこまでもしつこくピンクペイズリー。

さて、いよいよこのイマイマしい塗装を剥しにかかるわけですが、こいつの塗装(ポリウレタン)がアホみたいにめちゃめちゃぶ厚い。塗料剥し液をぶっかけて何とかしようとしたが、いっこうにラチがあかない。途方に暮れる中思いついた。こいつは、アホみたいな模様をシールみたいなのではっつけた上にバカみたいにぶ厚く塗装しておる。しかるに、そのシールを持ち上げてベリベリっとやれば簡単に剥れんじゃね?さっそく、ザグリの箇所からシールとおもわしき部分にカッターを差し入れググっとやるとペリペリっといくではないか。

TL69 塗装を剥がす

ということで、この状態。ゾウリムシみたいな模様はマジで全面シール。木地に直接シールなので、白い紙が毛羽立って悲惨な姿に。何だかなあ。サイドは普通の塗装。ここまで2時間。続きはまた今度。

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