原田知世『music & me』
原田知世、5年ぶりにして芸能生活25周年記念アルバム。25周年て!40も近い私が小学生の頃にデビューしたんだからそんなになるわけだ。
moose hillの伊東ゴローのプロデュースだが、大貫妙子、ビートルズ、バカラックのカバーなど企画盤っぽい内容。参加メンバーは豪華であるが、10年前ならまだしも何で今頃原田知世のアルバムかというと、「時をかける少女」のセルフカバーが入ってるからです。 ついでに言うと「シンシア」のセルフカバーも。
2曲ともミニマルなボサノバでアレンジされているのだが、これがとても良い。アイドル時代とその後を代表する2曲を新しい形で聴けるだけでもこのアルバムは買いだ。特に「時をかける少女」は30代後半から40過ぎにかけてのオッサンには感涙もの。そして40歳になっても「少女」と名のつく曲を唄ってまったく違和感のない知世ちゃんに驚愕。
「時をかける少女」
さすがに今のほうが歌はうまい。
「ロマンス」
「シンシア」
10年くらい前、トーレ・ヨハンソンとやってた頃。個人的には容姿的にも一番好き。元アイドルが海外のプロデューサーを使って(しかもスウェーデン)、ヒットチャートに返り咲くというのは非常に珍しいケースだったと思う。
「くちなしの丘」
『music & me』から。キセルの曲。キセルは良い。