笠井潔「青銅の悲劇 瀕死の王」

知らんまに笠井潔「青銅の悲劇 瀕死の王」が出てた。矢吹駆シリーズ。この連作は全て読んでるので、買わないわけにはいかない。772ページ。4日かけて読了。

70年代後半のパリを舞台に、謎の日本人留学生ヤブキカケル(元左翼の闘士、チベットの山奥で修行の後、パリ大学哲学講座の聴講生)が現象学的直感を武器に難事件を解決しつつ、ヴェイユ、ハイデガー、フーコーなど実在の思想家、哲学者をそっくりそのままモデルにした登場人物と思想対決を行ない、さらに謎の秘密結社の首領ニコライ・イリイチと暗闘する、というシリーズであるが、本作は「日本編」ということで、これまでの作品とはかなり趣を異にする。
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