一昨日、テレビで宮崎駿の「もののけ姫」を観て、昔観た時以上に素晴しく思えていやさすがと思った次第。今日家族3人で、その「もののけ姫」のストーリーが参考にされたという「アバター」を観ました。

前半でお腹一杯になったものの、期待通り実写3DとCGのシームレスな合成には驚愕。何がどうなってどうやったらああなるのか皆目分からん。一番前の席だったのが悔まれます。

ストーリーは、「もののけ姫」と同じように「殺す側」と「殺される側」の端境に立つ者が主人公ではありますが、当然ながらあの映画のように複雑なものではなく、「ソルジャー・ブルー」や「ダンス・ウィズ・ウルヴズ」のように、もろに「殺す側」のエクスキューズの為の映画すぎてハリウッド伝統の「良心」そのまま。しかも、結局、侵略戦争の原因はドンパチ好きな軍人が勝手に暴走した為ということに収斂されていき、そいつをブチ殺してハッピーエンドという大雑把さ。予想通りすぎてビックリしました。

SF的にも設定が大雑把で、アバターを遠隔操作する仕組みの説明が皆無(説明不能としか思えない)とかアバター作るよりクローン作ったほうが早いじゃんとか戦闘機のコクピットの風防が弓矢でガンガン割られるってそんなもんそもそも空飛べないだろとか、まあ言いたいのは、ハリウッドが束になってもジブリには勝てんですよということです。

実は映画そのものよりも、上映中に火災報知器が鳴った為に一旦上映が中断されたことのほうが面白かったのでした (ワーナーマイカル茅ヶ崎)。チケットは払い戻しになり、おまけに無料券まで貰えてしまいましたよ。

最後に、まだ観ていない男性にアドバイスを。子連れでもないかぎり、3Dで見辛いのを我慢しても字幕にするべきです。吹替版は、ヒロインのセリフまわしが深夜の路上でマッサージを勧めてくる台湾人女性そのままなので、笑いを堪えるのに苦労します。